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活性酸素と病気の関係

体内に取り込まれた酸素のうち、１〜３％くらいが活性酸素になるといわれています。活性酸素は、鉄が酸素によってさびるように私たちの体（細胞）をもさびさせるのです。過剰に作られた活性酸素はさまざまな病気の原因と言われており、病原菌だけでなく、正常な細胞までも攻撃し、酸化させ、細胞内のＤＮＡを傷つけたりすることで、人間にとって大切な遺伝子情報を書き換え、ガン細胞を発生させることもあります。他にも体内のコレステロールや中性脂肪という脂を酸化させることによって過酸化脂質に変化させ、血管壁に付着することで血管そのものをもろくしたり、血管をふさぐなどすることで動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞などの原因にもなったりします。

活性酸素が原因の病気

ガン、糖尿病、心筋梗塞、脳卒中、動脈硬化、老化、アトピー性皮膚炎、花粉症、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、生理不順、子宮筋腫、脂肪肝、リウマチ、白内障、小児喘息、てんかん etc...。

活性酸素の働き

私たちは日常生活において常に様々な細菌やウィルスといった病原菌にさらされており、呼吸の度に細菌やウィルスは体内へ侵入してきます。しかし、私たち人間には持って生まれた防御システムが備わっているため、健康な状態であればこれらの侵入者のせいで病気になることから私たちを守ってくれます。これが免疫力であり、白血球は外から進入してくる病原菌を活性酸素の力を借りて撃退するのです。このように活性酸素は適量であれば私たちの身を守る強力な武器として役立ってくれます。　関連項目を読む

活性酸素を発生させる要因

私たちの体内で絶えず発生している活性酸素は、以下のようなさまざまな要因によって発生することがわかっています。

  • 喫煙（副流煙)
  • ストレス
  • 高速移動（飛行機、新幹線 etc...）
  • 飲酒
  • 化学物質の摂取
  • 不規則な生活
  • 太陽からの紫外線
  • 激しい運動

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